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NO.27
スクラップ&ビルド
2012年02月
代表取締役社長 大野木 昭夫
 新しい年が始まり、早くも2ヶ月が経過します。今年の電機大手8社の最終損益予想が発表されていますが、パナソニック(旧松下電器)、ソニー、シャープが大幅な最終赤字になっています。

 かのスティーブ・ジョブズがアップルを立ち上げるときに目標にしたと言われているソニーは、ウォークマンに代表される世界的な音響機器メーカーです。パナソニックは日本の経済成長を先導した家電メーカーですし、シャープの液晶画面は大型テレビを大衆の中で一般化させました。いずれも優れた技術力で世界中に影響力を与えた日本屈指の企業です。しかし近年は世界的なヒット商品もなく得意領域はじわじわと縮み、かといって成長の足場もみつからない状況が続いた結果がこの決算でしょう。今回の決算や近年のヒット不発の状況を受けて、この先に各社に残された道は大胆なスクラップ&ビルドしかないと言われています。
 
 スクラップとは今の事業を捨てることで大きな痛みを伴いますし、ビルドは道を誤れば経営破綻ということにもなります。このような経営判断は、大企業に限ったことではありません。
 中小企業では、限られた人材と資源をどこに集中していくか、景気が悪くなればなるほど問われますし、日々の業務遂行でも一人ひとりに自らの行動パターンを改善することが求められます。

 人は皆等しく1日24時間のなかで生活しています。会社では原則8時間労働ですが、何かをやろうとすれば、就労時間内でやる努力をするか、休む・寝る時間を惜しんで取り組むしかありません。しかし、休む・寝る時間を費やしてする仕事に良質なものは見込めませんし、長続きもしません。
 そこで、限られた時間で新しいことをするために、今までやっていた仕事の優先順位を見直してはいかがでしょうか。
 
 人は一度に二つのことはできません。時間を作ろうと思えば、一番必要ない仕事を捨てる(スクラップ)決断をしなければなりません。そして空いた時間に新しいことを始める(ビルド)ことです。
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