鳥取・島根を拠点に、環境地質・測量補償・設計・新エネルギー・介護事業を展開。高度な技術で未来を創造します。

社長のちょっと聞いてごしない!
記事一覧
NO.29
原発問題を考える
2012年04月
代表取締役社長 大野木 昭夫
 福島原発の事故から一年が経過し、国内の原発再稼動に向けた議論が熱を帯びてきました。今回は、『原発の警戒区域は、原子炉を中心にした円形の設定によって安全性の担保ができるのか ?』です。

 放射能の汚染は、爆発等で飛び散り風によって流されていく放射能を帯びたゴミ(チリ)によって広まっていきます。福島原発の汚染マップを見れば、先ずは地図の上方向へ広がり、次には下方向東京まで達していることが判ります。原発事故が発生して直後に東京出張したとき、新宿で放射能が測定され大騒ぎになっていたことを思い出しました。あのときは、何故東京で放射能が検出されるのか ??? 不可思議でしたが、放射能の汚染は風が決め手ということです。
 したがって警戒区域は、原子炉を中心として円形で見るだけでなく、地域ごとで風の特性方向を検討しながら汚染される地域を予想してみましょう。この頃、東京の友人は日常的に「今日は風が強い。セッちゃん(セシウム)が飛んでくる」などと言っています。
 最近、私は大気汚染物質監視システム「そらまめくん」で風向き検索をするようになりました。私たちが住んでいる米子市は島根原発から30km範囲ですが、風の方向から見ればかなり危険度が高いのです。(ちなみに花粉の状態を調べるときは「はなこさん」です)

 私達の情報源は、テレビであり次に新聞でしょうか。けれど、テレビでアナウンサーの原稿を作っている人がどこまで客観的な判断をしているのでしょうか。新聞記者がどこまで自分の思いを制御して真実を記事にしているのでしょうか。
情報の洪水の中で、いつの間にか一部の情報が、世間の自分の常識になっていることを実感します。

 いまだ原発問題は、報道だけの情報では分からないことが多々あります。科学者の中にも持論だけを延々と展開している人がいる事実も見えてきました。大量に流される情報に翻弄されるのではなく、私たち自身が正しい判断力を持って世の中を見極めていかなければならない時代に入っています。

このページのトップへ