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社長のちょっと聞いてごしない!
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NO.45
心・技・体
2013年08月
代表取締役社長 大野木 昭夫
 今年はお盆を過ぎても暑さの勢いが収まらず、日中温度35度近くの日が続いています。なんと高知では、日本の観測史上初めての日中気温41度という記録が出ました。こんな状態が連日連夜続いていますので、身体へのダメージは否めません。体調の乱れは生活バランスを崩すもとになり、仕事のペースダウンや、凡ミスにつながっていきます。しっかりと体調の管理をしていきましょう。

 さてスポーツ界では、「心・技・体」という言葉がよく使われます。「体」は自らの身体をしっかりと整えることで、"食べる、寝る、動く"の3つを基本とし、規則正しい生活を行うことです。体調が悪ければやる気も出ませんし、絶え間ない努力で技を高めることなどできるはずがありません。 ただ、この頃のアマチュアスポーツ界を見ていると「心」の病が蔓延しているように思えます。現役時代の活躍が地位に結びついていくこの世界では、世界を制覇するような一流の業師が協会のトップとして君臨するようですが、一流の業師イコールトップリーダーになれるとは限らないことをこの頃の柔道界の迷走が実証しています。  確かにずば抜けた才能を持ち人並み以上の努力をしてスポーツ界のトップになった人は、一流の指導者になる素質が十分にあります。しかし世間を賑わせているセクハラやバワハラ事件は、昨今の柔道界に留まらず色々な競技のリーダー層で発生しており、指導者として一般社会の認識に非常に鈍感であるとしか言いようがないくらいひどい状態です。  これは、スポーツ界が一般社会から閉ざされた環境になりがちなこと、また第三者をアドバイザーやお目付け役として中に入れようとしない内向きの論理に要因がありそうです。現在の柔道連盟がそうであり、以前は相撲界の八百長事件のときも同じようなことをしていました。

 振り返って、ビジネスの世界でも同じようなことがあります。一流の技術資格を持つ技術者が部門のリーダーとして活躍できるとは限りません。特に技術者が社員の多数を占める会社は、先ずは技術力の研鑽に力を注いで成長しますが、その内、技術を研鑽することが目的となってしまい、何のための技術の研鑽なのか本末転倒になってしまいがちです。この内に向く論理「技術第一主義」に傾く要因は、"初期の段階では、技術力は自分のために磨くのですが、その磨かれた技術力は社会に役立てなければならない"という当たり前の発想が失われた結果ではないかと思うのです。  一人で仕事をこなしているときはそれほど人間関係の必要性を感じませんが、同僚や部下と一緒に仕事をするようになると技術力+人間力=心の持ち方が大切になります。特に外部のお客様に接するとき、技術力は当然でしょうが相手の想いを察する力がもっとも求められます。
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