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社長のちょっと聞いてごしない!
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NO.53
おもてなしの心
2014年4月
代表取締役社長 大野木 昭夫

 昨年のNHK朝ドラ「あまちゃん」の舞台になって大変有名になった三陸鉄道の南リアス線(釜石~盛)と北リアス線(久慈~宮古)が、4月6日に全線運行を再開しました。
 あの地方はリアス線の名前通りリアス式海岸の連続ですから、山と谷の連続している地形を海岸線に沿って走る鉄道は、住民の足として欠かせない交通手段です。それがわずか3年で全線復旧したことは、地元住民の熱意と各方面からの支援があったからでしょう。
 このように熱い支援を受けて再開された鉄道ですが、これからの運営が大きな課題です。日本中の第三セクター鉄道が運営に苦闘していますが、それは地元住民の交通手段としてだけでは運営が成り立たず、観光路線として全国から観光客を集めて利用客の確保をすることが求められているのです。三陸鉄道でもお座敷列車や地元の食材を活かした駅弁、「震災学習列車」等々のイベントがされていますが、悲観的に前途多難と推測します。まず当地に行くまでのアクセスが整備されていないこと。そして地図を見てもらうとわかりますが、北リアス線と南リアス線をつなぐJR山田線157kmは復旧の目途が、未だ立っていないのです。三陸海岸という名所を持つこの地域では、観光の幹線としても、また地域の暮しの足としても、この線の開通があって真の全線開通といえるのです。とは言え「あまちゃん」効果と鉄道沿線の住民の熱い期待は、確実に私たちの関心を向けてくれ、行ってみたいと思わせる地域には間違いないでしょう。

 さて私は昨年の夏、アウトレットと古い町並みで観光の街づくりをしている関東近郊の町に行った時の体験を紹介します。その日、バスで向かったその町はかねてから行ってみたい町でした。暑いさなかですから、バスを降り、暑さを避けて道路沿いにあった医院の駐車場の庇下で地図を見ながら休んでいた時、その家の住民らしき女性に「そこは私の土地ですが、何か御用ですか ?」と睨まれたのです。いくら町並みが良くて観光地の店舗の従業員が笑顔でも、町で暮らす人たちが観光の人たちに対してもてなす気持ちがなければ行きたい町にはなりません。一方で伊勢神宮の遷宮では、地域の高齢者が中心となったあいさつ活動が心にしみ大変感動しました。

 企業でもサービス業に限らず、製造業や建設業でも企業の「おもてなしの心」が注目されています。それは、製品の品質もさることながら、一般消費者はそれを営む社員の姿を商品として見ているということです。
 我が社の「おもてなしの心」は、お客様に対して迅速な対応です。「一人ひとりのお客様はみんなのお客様です」を心して、社員どうしの報・連・相を実践しましょう。
 三陸の人たちが、朝ドラ「あまちゃん」のような雰囲気を醸し出すことができるか、今後の復興の鍵でしょう。   頑張れ! 三陸鉄道と沿線住民の皆さん
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