鳥取・島根を拠点に、環境地質・測量補償・設計・新エネルギー・介護事業を展開。高度な技術で未来を創造します。

社長のちょっと聞いてごしない!
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NO.61
森の中の木として捉えよ
2014年12月
代表取締役社長 大野木 昭夫

 年末が近くなって、どこでも忘年会の時節ですね。先日、挨拶まわりの途中下車をして久し振りに友人と忘年会をしました。皆さん60歳を過ぎても健康に現役で頑張っています。
  U君は車の部品輸出をしている町工場の経営者です。「最近の円安のおかげで景気が良く株高も影響して含み資産も増えているが、素直に喜んでいられない」と心中を語りました。彼言わく「今の利益は泡のようなもので景気変動に左右されてしまう。新製品が売れるとか、業務改善をして産まれた利益ではないからね。私は先行投資して、真の利益を生み出す新しい機械を購入するよ」
  アベノミクス3本の矢が経済再生の特効薬になりきれない現場の声を聞きました。特に地方創生の効力が出るまでに今しばらく時間が必要であり、待っていてはつぶれてしまうかも・・・自らが勝ち残る道を切り開くしかないのです。
 N君は大阪に在る食品会社の役員です。お孫さんの話から秋に一緒に遊園地に行った時の出来事でした。何十年振りにジェットコースターに乗ったら病みつきになり連続3回搭乗してしまったそうです。そして下車した時、小学生に「大丈夫ですか?」と声をかけられてビックリ、「バッチリとVサインで応えたよ。多分自分の顔が童心に戻っていたから子供が何気なく話しかけたのだろう」と語っていました。彼は日頃もよく女性に道を尋ねられたり、観光地で若者にシャッターを頼まれるそうです。顔は苦虫をつぶしたような獅子顔ですが、人は顔ではないなぁ〜と、一同納得する人柄です。今年、研修の場で清水先生は「日々繁盛していても、遊び心を忘れず心の余裕を持ちなさい。そのことで世界を広く見ることができます」訓告のとおりです。
  もう一人は、中堅建設業の支店長代理をしているT君でした。彼の話は厳しい受注競争の勝ち残り戦略でした。大手と地元建設会社の狭間で独自の技術力が無い会社は過当競争で受注がままならない中、彼の会社はいち早く独自の技術での売り上げを伸ばしていました。独自の技術と言っても他社との提携によって技術力を磨き、お客様にちょっと味付けして提案していました。「新しい技術を開発するにはお金と時間が必要だが、自社には余裕がないので市場の情報を先んじて収集してお客様に提案で仕事をしている」と語ってくれました。

  「木をみて森をみるのではない。森の中の木として捉えよ」の例えどおり、弊社のような地方企業は、地元の動きばかりに目を奪われることなく、広く業界の動きを先取りして地場で市場を広げる広角的な視野を持ち戦略を立てなければなりません。
 久しぶりの楽しい忘年会で、彼らはこれから仕事を遂行するために大切な視点を語ってくれました。
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