鳥取・島根を拠点に、環境地質・測量補償・設計・新エネルギー・介護事業を展開。高度な技術で未来を創造します。

社長のちょっと聞いてごしない!
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NO.84
何事も手間を惜しまない
2016年11月
代表取締役社長 大野木 昭夫


  先日、出張先で支払いのときにカードを使えば時間短縮になりますが、小銭を整理しようと1万円札と1円、10円を混ぜて出しましたところ、レジ係の女性は素早く計算をして清算をしてくれました。この頃は交通ICカード等の普及で現金を払うことが少なくなってお釣りの計算に戸惑う場面に出会うことがありますが、この方は小学校で掛算九九をしっかり教えられた計算能力が大人になっても身についていました。

 私の知人の話ですが、外国人が日本の会社で働き始めたとき、音楽に合わせてみんなでラジオ体操ができるのを見てびっくりしたそうです。
 子供の時には、「めんどくさいなぁ」と感じていても、掛算九九やラジオ体操を繰り返し教えている日本の基礎教育ならではの良さですね。

 私たちが従事している測量や設計業務でも、私が業界に入った40年前、図面の作成はT定規と三角定規の組み合わせでしたが、ドラフターという自由に角度を描ける機器が出現して、その後は今のようなパソコン画面で図面を書くキャドが普及しています。そして今年からは、平面の世界から立面の世界に進化をしようとしているのです。
 現場の測量ではドローンを使った写真測量で地形図を作っていく業務が始まっていますが、基礎になる基準点測量や細部の実測は必ず必要です。設計では、3次元設計が試行段階に入っていますが、ベースになる平面や立面図が描けることは必需です。
 いくらIT化が進んでも、地形図を書くための算術や設計図を描くための構造計算術は欠かせない基礎知識です。

 近い将来は、間違いなく3次元の時代になりましょうが、この2次元から3次元の世界に入って求められることは、技術者の頭の中で立体的な形が描ける発想力です。この発想力は、若い時に自分の思いを書いては消す繰り返しで生まれてくるのです。
 何事も手間を惜しんではいけませんね。

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