鳥取・島根を拠点に、環境地質・測量補償・設計・新エネルギー・介護事業を展開。高度な技術で未来を創造します。

社長のちょっと聞いてごしない!
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NO.89
新年度を迎えて
2017年04月
代表取締役社長 大野木 昭夫


 4月になると、学校では新学期が始まり、社会人は入社式で新しい年度の始まりです。また中途で新しい人生を歩もうとする社員、正社員としてより成長を目指す人たちにとっても、自分の未来を大きく描いて頑張ろうと意気込む時でもあります。この時期、人生の経験者である諸先輩や上司の方は、この頑張りに応えられるように細心に大きく関わっていくことが必要です。
 誰しも新しい挑戦には必ず色々な悩みや壁にぶち当たりますが、その時はまず立ち止まって自分の資質、能力を見つめ直す冷静な判断を心がけたいものです。そして自分だけで思い悩んでいる時も、必ずまわりから救いの手が出てくるものです。  しかし、この頃新入社員の3年以内離職率3割は、その救いの手が少なくなったことに起因しているのか、日本人の気風に辛抱が希薄になったのかもしれません。

 私が新社会人になったのはもう40年以上前になりますが、鮮明に覚えている出来事があります。昭和50年代の建設業と言えば、今以上に3K(きつい・汚い・危険)でした。特に休日は原則日曜日だけ、明るいうちは現場で作業をして内業は暗くなってから事務所でやるので残業は当たり前、仕事は先輩の仕事を見て覚えろ、新入現場社員は職人のお手伝い当り前等々の仕事環境でした。三か月が経ったある夜に、私は現場責任者と大喧嘩になりました。「こんな仕事辞めてやる」と捨て台詞を吐いて飛出した帰路で追いかけてきたのは、いつも一緒に仕事を教えてくれたM先輩でした。あのときにM先輩が引きとめてくれなければ今の私はありません。
 その後10年くらい経って「独立するので一緒にどうだ」と他社の役員からお誘いの声がありました。この時に思い留まったのは、仕事に対する自分の技術が未熟であるということでした。そして自分は一人前になるためにこの会社でやらなければならないことがあり、これまで育ててくれたのは先輩や上司だと、心したことを覚えています。

 新しい仕事にチャレンジしようとする社員は、高い志を持っています。それを活かすのも殺すのも同僚であり先輩上司であることを肝に銘じて、チーム運営の三訓(共感・協働・共生)を実践してほしいものです。
 そして、新しい生活では色々な悩みが出てきますが、長い人生では短絡的にならず辛抱してみること、まわりに感謝することを助言したいと思います。
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