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社長のちょっと聞いてごしない!
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NO.90
百害あって一利なし
2017年05月
代表取締役社長 大野木 昭夫


 百害あって一利なしと言えば、まず思い浮かぶのは喫煙でしょうか。元来、タバコやお酒は嗜好品としてコミュニケーションを育む役割を担ってきたのですが、本人の健康だけでなく受動喫煙防止の観点からも禁煙の動きが拡大しています。
一方、吸える空間ならではの効用も聞きます。我が国の著名な民族学者が、国際会議に出席した時のエピソードを紹介します。各国から初対面の学者が集まった会議中、休憩時の喫煙所で雑談するうちに仲間意識が生まれ、会議の方向性を左右する意見交換ができることがあるそうです。これを「タバコがむすぶ縁」と表現されていました。

今では、日本中が分煙社会になっています。公共乗り物は原則禁煙です。新幹線が開通したときには、社内で喫煙できるように席の横に灰皿が付いていました。その後車両内禁煙で喫煙室ができ、新しい車両では喫煙室も無くなるようです。東京都内でも喫煙所を減らす動きが加速しています。渋谷の忠犬ハチ公前は待ち合わせ場所として喫煙所が有ったのですが、歩行者の受動喫煙になる理由で最近廃止になっています。
また、厚生労働省は3年後の東京五輪を控え世界レベルを目指して、受動喫煙防止策を強化しようと、飲食店などの建物内を原則禁煙にする提言をしています。さすがにこれには反対意見が出ているようですが、どうなることでしょうか。

私は27歳まで愛煙家でしたが、あの頃はタバコを吸わない男性の方が少なかったように記憶しています。その後35年以上禁煙していますので我が社の喫煙所に足を運んだことはありませんが、愛煙家のSさんに聞いたところでは、何気ない会話の中に個人の出来事や仕事の悩みが話されるようです。
何人かで楽しそうに煙草を吸っている雰囲気を見ると、百害あると解っていてもやめられないことがひそんでいるのかもしれません。
喫煙家にとっては、「百害あっても一利あり」かもしれませんね。

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